本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

嬉しいことがあったら2つお返し

 


恵まれていたことに大人になってから人から物をもらう機会が多かった。
お菓子から靴まで様々だ。
こんな時、私は反応に困る。
決して迷惑ではないのだ。
むしろ嬉しい。
でも今までの人生で人から物をもらえた記憶があまりない。
それが何気なく与えられるものだから戸惑いから始まり、嬉しさを表現する術をもっていないことにまた戸惑う。
結局曖昧にお礼を言うか、はたまた大げさにお礼を言ってそのままである。


おそらく普通の感覚の方は感じ悪いなと思うだろう。

でも私には精一杯の反応だった。


それから月日が経ってようやく『お返し』できないかと考えられるまでに心が成長した。

手っ取り早いのがお菓子。
知り合った方や職場の方にお菓子をプレゼントが一番さりげなく感謝を伝えやすい。

もっと身近な人だったら食事に誘ったり、小物のプレゼントでもいいかもしれない。

与えられなかった私はお金を含めて自分の物への執着が強い。
でもそろそろ貢献したい。
少なくとも私はいろんな人支えられて今まできたのだから。


何か嬉しいことがあったら2つお返し。

これもまた私の掲げた目標。

 

 

いつか言葉でちゃんと伝わる方法をみつけられたらいいな。

 

千田琢哉さんの言葉に救われる

 


千田琢哉については有名な方だしググってみればここで説明するより懇切丁寧な説明が書かれているので省略。


私のビジネス本漁りはもはや趣味。
全く無意味だと思う時もあれば、今の状態のように貪るように読みたい時もある。

未来に不安を感じた時、ぼんやりでもいいからアドバイスや答えが欲しい時がある。
本当は身近な誰かに相談できればいいのだけれど残念ながらそういう相手がいない私のような人もいる。

そういう時こそ、本が手助けしてくれる(似たようなことを又吉直樹さんも語っていた)。


今、やりたくない仕事につくべきか、それとも辞めるべきかを悩んでいる。
かれこれ、半年近く悩んでいる。

今の仕事は好きだ。
給料もいい。
だけどここ数ヶ月で部署異動が盛んに行われている。
コミュ障の私が接客をやる可能性がでてきた。
本音は勘弁してよ、である。
わざわざ裏方の仕事を選んだのは私が接客業に向いていないからである。
お客様に不快な思いをさせるのがオチだ。

でも…
いやだというのは簡単だけど、ここで頑張れば人としてプラスになり成長できるのではないか…。
いやいや、3年間も接客をして向いていないという結論を出したのだからこれ以上成長なんてできない。
…なんてことを数ヶ月間考えているわけだ。


みんな部署異動を受け入れている。
それなのに嫌なんでわがままではないか。
嫌だったら給料の低いところに転職すればいいのだと言われそうだ。


しかし、千田琢哉さんの本があっさりと答えを示した。

『1分以上迷ったらやらない』

千田琢哉さんは好きな仕事が適性なのだと言う。
嫌な仕事を努力し続けたら最終的には死ぬという過激な発言もしているのだけど、今の私にはストンと落ちた。

最初からやらないと『決断』していたら楽だったのに。
この言葉が印象深い。


千田さんのおっしゃる通りである。

それでも答えを出せない。
成長したい気持ちとやりたくない気持ち、どちらも本心。

もう少し答えは先になりそうです。

 

 

 

人生で最もステキなクリスマス

 

だいぶ時期がずれた話題になってしまいました。

クリスマスは盛大にイベントを出来たら楽しいだろうなと思いつつ、当日は平常日で毎年過ごしております。
家族にチキンを買ったり、ケーキを買ったりするんですが、イブやクリスマスと微妙にずれたり。
仕事をしていると難しいかもしれませんね(単に面倒くさがり)。

それでも今年は彼氏もできたことなので、クリスマスイベントは楽しめました。
イブと当日はどちらも仕事だったので、少し早めにお祝い。
ぶっちゃけ言うと最近彼氏に対してつまらなさ満載だったのですが、彼が男を見せた!
美女と野獣が好きな私のために美女と野獣のイルミネーションを提案し、プレゼントもそれにちなんだものをくれました。
夜景の見える高級そうなレストランでフランス料理…。
生まれて初めての経験(元ニートの私にそんな経験はないに決まっている)。
もちろん彼にとっても初めてだったけれど、オーダーも一生懸命頼んで、そういう姿はカッコいいです。
お互い初めてのことを不器用ながらに学び、楽しさを共有する。
それが恋愛の醍醐味ですね。
しあわせな気持ちにしてくれた彼氏に感謝です。

やっぱり彼は口数が少ないし、マイペースで抜けているところが私をいらいらさせるけど(笑)、でもいいところもたくさんある人。
私自身学ばされる。

もっと大切にしよう。
そう思ったクリスマスのイベントでした。

なりたい自分になるために

 

劣等感が強い元ニート、現在進行形コミュ障の私が毎年恒例の一年を振り返りをしてみる。

手帳に目標を書く習慣のある私は必然的に新しい手帳がでてくるこの時期に振り返りと新たな目標を掲げる。

 

さてさて、今年の大きな目標は『安定』だったのだけれど、職を変えることもしなかったので仕事の面ではまずまずの合格点。
私生活は予想に反してやや変化があったけれど、これは私にとってプラスになった。
むしろこっちの方こそ安定させることに集中したらもっとうまくいくかも。
欲張ってあれもこれも手をつけたくなるのは悪い癖だな(。-∀-)


さて、メンタルの目標としては広い心を持つ、前向きなどを掲げていたけど、これは大きな成長は見られなかった。
前進は出来たけど難しい課題。
一つわかったのは目標となる人と接点を持つこと。
ただ憧れて見ているだけでは、その人のようになるには難しい。

反省をすると問題点も浮かんでくる。
大事な作業です。

でも頭だけではそのうちブレてくるのでそんな時に役立つのが手帳。
かれこれ手帳に目標を書き続けて3年になるのだけれど、毎度のこと楽しい。
そう。目標を決めて、たとえ達成できなくてもそれに向けて頑張るのは楽しいのだ。

なりたい自分を見失わずに済むし、年々明確になってくる。
最初はぼんやりとしたイメージだったのが、具体的になる。
これは思わぬ副産物なんだけど、明確なってくると今の自分に対しての劣等感が少し減るんだな。
私は広い心を持ちたいし、人に優しくなりたい。
そう思うことに私が変わり者であるかどうかは関係ない。
以前は人と違う自分が嫌だったけど、今は誰かに迷惑をかけない範疇であれば変わり者でもいいかと思っている。
これが私だくらいに思えたのは大きな進歩。

 

いらない悩みを抱えるよりも明確な目標のために動いた方がよほど時間を有効に使える。
いらない悩みよりも、向き合わないといけない悩みについて考えた方がいい。

 

 

手帳は私の道標のようなもの。
なりたい自分になれるように新しい手帳にたくさん書き込もうと思います。

人間風車

10月に観に行った『人間風車』について。

出演するミムラさんが好きでアフタートークのある日を狙って行きました(大正解でした)。

 

予備知識無くして行ったのだけれど隣に座った大学生くらいの女の子たちの会話から何度も再演している人気作品だそう。

どれどれと気負わず幕開けを楽しみにしていたのだけれど、結果的にそれが裏目に出たというか、主催者の思惑通りと言うか(笑)

 

いろいろ衝撃作品だったのだと知ったのは終わった後でした。

 

鳴り響く銃声、悲劇の瞬間(観た人はわかると思う)。

泣くかと思いましたよ、本気で。

なに。この後味の悪さ。

吐き気を催すレベルですよ(一応褒めてます)。

主人公は売れない(そして空気も読めない)作家。

よくもまぁ、彼女に引き金となるような言葉を言われたからってあんなシナリオを考えつく。

そもそも彼女が悪い点なんてあるのか?と私は思っていた。

彼女はある事柄について罪悪感に苛まれていたのによりにもよって恋人からあんな無神経な言葉を聞いたら取り乱すでしょうよ。

それを、『作家』ときたら…。

 

後悔してももう遅い。

誰一人救われないシナリオ。

ホラーということも知らず観に行った自分が悪いのだけれど気持ちの悪さを拭えない作品でした。

 

しかしその後のアフタートークは和やかな雰囲気。

 ミムラさんがよくしゃべる(笑)

役作りから神さまへのお供え物の話まで幅が広い。

主役の成河さんから変態と言われるほど博識(笑)

そういうところもファンは好きなんです。

一番素敵だなって思うのがそんな風にお芝居でもトークでも観客を楽しませた後に、季節のことにも触れて体調を気遣うようなことを発言をされていたこと。

演技に人間性は関係ないけれど、こういう一面を知ると役者以外のところでも尊敬というか、憧れを感じる。

こんな人になりたいものです。

 

 

演出といい、ストーリーといい、今までの私が触れてこなかった作品だったので非常に動揺する反面、印象に残る作品になりました。