本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

1440

ケビン・クルーズさんの「1440分の使い方」を読んだ。
彼は忙しさのあまり、無意識にパトカーを追い越すという暴挙を行った人物(*複数の数百万ドル規模の企業の創業者)である。
毎日必死になって働いても時間が足りない状態。
当然家庭も仕事もうまくいかない状況で彼は「1440」と書かれた紙を貼るところから変わる。

1440


それは1日は1440分であるということ。
するとこれまで常に部下から投げられていた相談が減り、本当に大事なものばかりが彼に届くようになる。
1440分の大切さを皆が理解した瞬間である。


この本を読むことで忙しさから解き放たれる…という風に書かれているけど、私は忙しいままだったな(笑)
だけどこの本が駄作かと言うと決してそうではなくて、ケビンさんの人柄(もしくは翻訳さんの才能)が良いのかとても素直に受け止められるように進行し、理解しやすい内容になっている。
ケビンさんの謙虚さのおかげで日本人は受け入れやすいのでないだろうか。

特に私が腑に落ちたのはtodoリストをやめなさいと書かれていたこと。
え、書かないと忘れちゃう…と思っていたら彼はやらなければいけないことをスケジュールに入れてしまうと言うのだ。
これなら納得!
TODOリストは書いても結局達成されないことも多いけど、スケジュールに入れてしまったら達成される確率が格段にあがる。
だからと言ってなんでもかんでもスケジュールに詰め込めばいいかと言うとそうでもない。
スケジュール管理の大切さもまた語ってくれているので、TODOリストと同じ罠にははまらないようになっている。

お金、時間、ワークライフバランス
この3つに悩む人が多い中で、解決策をさらりと教えてくれる。
そんな一冊。


時間の使い方がわからず、損をしている気になって焦る今、私に必要な一冊。

 

 

物欲が満たされる

 

あれですね。

20代も後半に差し掛かり世間的な荒波から外れてきたせいでしょうか。

ある一定ラインを超えた時に物欲が消えました。

今流行りのミニマリストではないです。

憧れてるけど。

 

私の場合、Kindleを買った時にそれは訪れました。

もう好きな本はこれにためればいいし、無料で(Amazonプライム会員なので)本も読めるし、もう欲しいものは全部手に入れた、って。

 

 

おやおや〜って。

もっとしてみたいことやりたいこと、欲しいことあったでしょうよ。

 

でも満足しちゃった。

満足したと同時期に心身壊して仕事も辞めちゃった。

引越しも重なったから色々捨てちゃった。

 

暇になっちゃって鬱々しちゃうといけないから掃除を徹底的にしたり、お部屋の修理をお願いしたり、それでも暇だから散歩したり、本読んだり、ドラマ見たり、ヨガしたり。

めっちゃ健康的。

 

家綺麗だし、家事やってるし、自分偉い。

 

こんな風に仕事でも自分偉いって思えたらよかったな。

 

次仕事したら少しでも自分を褒めよう。

 

 

ちなみに一人暮らしで料理が苦手だから食欲も低下した。

けど、りんごの皮むきに挑戦してりんご食べたり、野菜を食べたり。

 

仕事してた時の毎日スーパーの惣菜orコンビニよりだいぶ健康的。

 

まあ、この機会にいらないものをどんどん捨てていきたいですね。

 

 

 

私を否定するんですか。

人って否定されたら辛い。

自己承認欲求という言葉があるとおり認められたり、褒められると嬉しい。

それが欲しい。

でもそれが与えられないと自分の不備、至らなさ、劣等感で悶々もん。

挙げ句の果てに生きてる意味なんてないと自分が自分の存在価値値踏みして否定する始末。

誰の価値観ですか、それ。

だったらいっそのこと全否定極めてみよう。

私を否定するんですか。

そうです、ってね。

 

それが出来たらもうこわいものなし。

自分は何者でもなく風のように雲のようにすいすい〜と生きていく。

なんなら自分は借り物とでも思ってみる。

人から借りたものなら大切にしてみる。

最低限の衣食住を用意する為に働いてみる。

壊れないようにメンテナンスもしっかり。

それでいてこの世界に存在している意味として何かできることを還元していこうかしら〜なんて。

 

 

有り余る時間の中でそんなこと思う。

 

英語が全くわからない私でもジェスチャーで伝わる

 


彼氏と旅行に行った時のこと。
綺麗で料理も美味しかった旅館に泊まれたのでラッキーだった。
気になったのは外国人の多さ。
観光シーズンではないと思ったけど気にせず温泉にgo!
やはりシーズンではなかったので温泉はガラガラで貸切状態。
彼氏をあまり待たせてはいけないとあまり堪能せず(今思えばもったいない!)さっさとあがって化粧水を塗っていると1人の外国人女性がやってきてうろうろ。
何しているんだろうと見守っているとしばらくして彼女が話しかけてきた。
おいまて。
私は英語がわからないぞ!

 

「excuse me」

 

さすがにこれはわかった。
しかし彼女はそう言ったっきりah〜となんだか恥ずかしそう。
もじもじとした雰囲気にようやく私は理解した!
japanese式入浴方法がわからないのだ!

私はジェスチャーで服を脱ぐ真似をして浴室を指す。
ちなみにタオルをNOと言うことも忘れなかった(笑)
ジェスチャーでもちゃんと通じたようで彼女は恥ずかしそうに笑ってくれた。
ok?と尋ねると、okと答えてくれたので私も安心。
最後に楽しんでねと言いたかったのにenjoyという単語しか浮かばなかったあたりやはり私は英語ができないようだ。


でもジェスチャーでも意思疎通できるのって嬉しいね。
なんとかしようとしたら、人ってなんとかできるものなのかも。

嫌で仕方のないイベントこそ楽しいときもある

劣等感の塊なもんで自分に魅せられる何かがないと人と会うことに引け目を感じてしまう。
きっとこういうところが自意識過剰なのだろう( ˙-˙ )

だからこの時期の忘年会や新年会なんで勘弁してくれよと内心では思っている。
幸い強制参加の職場ではなかったのでいつも不参加してきたのだけれど、職場とは別にプライベートでのそういう行事は即不参加!と言えないのが辛い。
自分のメンタルさえ良好であればいけるのだけど…。

 

いつも不参加になれば当然誘ってもらえなくなる。
それは寂しい(ワガママ)。


だから失礼だけど渋々…本当に仕方なく今回は参加することにした。
メンバーは前の職場の方。
みんな独身で趣味に没頭しているせいか(前にブログで書いたスーパーウーマンたち)話題の宝庫と言いますか素敵で面白い方たちなのだ。
だから余計会いたくなかったりとするんだけど。
彼女たちに会うことで緊張し、数日前からそわそわ。

約一年ぶり。

 

そしていざ会ってみると…
前と少し変わったような変わってないようなメンバーたち。
『女子力あがったんじゃない?』
と、会って早々に言ってもらえたので緊張が一気にほぐれたのかも(笑)

 

注文とか、とりわけとかしつつ、みんなとの会話に花を咲かせる。

あれ?
予想以上に楽しいぞ?


てっきり借りてきた猫状態になり、早く帰りたい…と思うかと思っていた。

基本喋ることが好きな方たちだったからかも。
そういう人たちと一緒にいると自分までおしゃべりになり、よく笑い、よく話す。
本当に久しぶりに人と会って楽しいと思えた。
ふと感じたのは人と無理に合わせることはしないで自分の意思を伝えられるようになったなということ。
だからストレスを感じなかったんだ。


初めましての方もいたのだけどその方もとっても優しくて面白い方だった。
同世代の輝いている方に会うのっていいね。
自分の至らない点、そして成長した点に気づける。

 

最近仕事や恋愛の不満ばかりだったけど、それしか世界がないからだったんだな。
こういう楽しいことがあると、満たされて不満なんて忘れてしまう。

1人趣味が多い私だけど、人と関わっても楽しいと感じることができたし、むしろ刺激になった。

時には1人よりは他人と会った方が絶対いい。

そう感じた1日でした。