友達を作るために自分を変えたこと
かつての私は友達がゼロと言ってもよかった。
…すいません。少しかっこつけました。
ゼロです、ゼロ。
ニート時代会ってくれるような人は同じくニートの人だけでした。
しかも友達と思っていたのは私だけだったらしく私が上京してからあちらから連絡が来たことは一度もありません( ;∀;)
何度か自分から連絡しましたが適当に終わりました(笑)
さて!
過去の話はここまでにして、現在の話ですが友達は限りなくゼロに近いけれど、誘えば月1で会ってくれる方が、3人ほどいます。
ゼロが3人。
大きな進歩だと自分では思っています。
せっかく上京しても家と職場の往復。
仕事が忙しいからまだ充実はしていたけれど、ちょっと寂しかった。
基本一人の方が断然楽で、一人でも普通に楽しめる人間だけど、上京してからささやかな夢があった。
友達と関東の観光地に行ってみたい。
これは一人では叶えられない夢。
せっかく上京しても以前とプライベートは変わらない焦り。
そんな時に職場に新しい方が来た。
私よりも年上のその人は、私よりも何倍もかわいくて、仕事ができて、趣味を楽しんでいた。
まただ、って思ったね。
上京してから何度も出会ってきたキラキラ女子。
私とは住む世界の違う人。
しかし彼女は何故か私によく話しかけてきた。
きっと職場では一番腰の低い人間だったから話しやすかったんだろう。
それくらいに思っていたのだが、仕事でミスをしまくる私を見て、おもしろいと笑ってくれた。
これね、ニュアンスが難しいけど馬鹿にする感じは全くないの。
むしろ彼女が笑うことによってピリピリしそうな雰囲気が仕方ないなぁって穏やかな雰囲気に変わった。
こんなつまらないコミュ障の私に、彼女は『浅草行こうよ』と言った。
何故浅草だったのか。
それはずっと前に私が何かの話の流れで『浅草に行ってみたい』と話したのを彼女が覚えていたからだった。
言った本人が忘れていたことを覚えていてしかも一緒に行こうと誘ってくれた。
ものすごく嬉しかった。
同時に戸惑った。
こんな面白くない人間と1日一緒にいてどうするの?
嫌われないかな?
次第に嬉しさよりも不安が大きくなり理由をつけて断った。
しかし2ヶ月後くらい経った時に店の定休日があることが判明!
そして彼女は言った。
『その日空いてる?』
もう逃げられなかった(笑)
職場の人と遊びに行くなんて…と思っていた。
けど、右も左もわからない、完全受け身の私といても、彼女はよく笑う。
たくさん話をしてくれて、私の話を聞いてくれる。
私が話したことを笑ってくれる。
それはものすごく嬉しいことだった。
結果私たちは仲良くなれた。
仕事帰りにどこか行くことも多くなったし、休みの日に一緒にでかけることもあった。
そして彼女以外にも私に声をかけてくださる方がいた。
2個上のお姉さん。
私のことなんて無口で根暗な部分しか知らないだろうに、『ご飯行こうよ』と誘ってくれた。
これまた適当に受け流した。
でも、私が仕事を辞めることになり、その際にこのまま彼女と疎遠になるのは嫌だった。
勇気を出して自分から誘ってみた。
『ご飯行きましょう。いつ空いてますか?』
もし、その場のノリで言ってたんだったらどうしよう。
本当は行く気なんてないかも…。
そんな私の不安をよそに彼女は空いている日を教えてくれて、あっという間に実現してしまった。
そして彼女もまた、私のささやかな夢を何度も叶えてくれた。
今まで常に受け身だった私が、初めて人を誘ってみた。
その些細なことが私の人間関係を変えた。
誰だって誘ってくれたら嬉しいんだ。
私だって、嬉しかったように。
自分から行動するだけでこんなに違うんだと身をもって知った。
ちなみに上に書いた2人は出会いから三年くらい経ちますが今も連絡を取り合っています。
本当に友達が欲しいなら自分から誘わないとダメ。
幸いなことに関東には人が多い。
別れがあったとしても出会いがある。
これもまた上京して良かったことの一つです。