本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

人それぞれ

夜遅くに帰ると、掛け持ちしていた頃を思い出す。
ブログ初期の私はまさにガツガツしてやる気に燃えていて。
人より不器用な自分は人より努力しなくちゃいけないってずっと思ってて。
今でも思ってるんだけど。
それで掛け持ちバイトをしてました。
単純に量をこなして質に変換しようと思ってたんだけど本当に忙しかった。
あの頃は友達との時間も優先してて、一人になれる時間が本当になくて。
本当に人並みにできる人間になりたいって思いから仕事の量を増やしたから、疲れてくるとどんどん効率悪くなって、あれなんで働いているんだっけ?と根本的理由が揺らいでしまって。
一日の中で自分が有意義に過ごす時間が皆無だったのが一番つらかった。
お金は今よりもだいぶもらっていたけど、貯金とあとは何に使ったのかわからない。
お金はあればあるだけ、不要なものに使ってしまうもんだなと今は思います。
生活も仕事も最低限をキープしていたら、必要な物のみに使えるようになる。
今の私の給料なんて同世代に比べたら間違いなく下層側だけど、何とか一人暮らしはできています。
趣味も一人で楽しめるものばかりだから、舞台以外は全然お金かからないし。
最低限の暮らしと最低限の仕事と最低限の娯楽。
我慢することもあるけど、無駄なことに時間とお金を使ってない!って思えます。
最低限の仕事しかしてないからストレスもだいぶ抑えられるし、入ってきたのは貴重な生活費だから無駄な出費に使わない。
30万近くもらっていたのに今はその半分で生活できるんだから驚きよ。
以前の私だったらそんな少ない給料で生きていくなんて無理!何よりそんな給料分しか働けない自分なんて情けない!って思っていたけど、どう働くか、どう生活していくか決めるかは人それぞれだし、給料=自信って思うにはつらい経験をし過ぎた。
人から思えば大したことないことでも私にはしんどくて。
人並みの給料もらって病気になるくらいなら、最低限の給料でいいから健康でいたい。
ちょうど禅やミニマルな暮らしに興味を持ち始めた時だったから、自分の中の無駄を省きました。
それでいいと思うし、今はこの生活がいい。

日本にいる私はいろんなことが恵まれていて。
これ以上望むものなんてないだろうって思えます。
本来無一物なんてブログ名をつけているけど、本当に有り余るほど今の私はいろんなものを持ち、与えられていると思う。
循環させることは難しくても、少しでも無駄な消費を抑えられたらいい。
そんな思いを大切にしながら生活していきたいです