本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

私の柱

人間が仕事で良いパフォーマンスをできるのは6~8時間が限界なんだって。
残業ばかりの職場にいましたが、これはあながち嘘じゃないと思います。
というより科学的に立証されているのではないでしょうか。
知らないけど。
一日9時間どころか12時間労働をしていたことがありますけど、良いパフォーマンスなんてできるわけありません。
頭を占拠しているのは終わりへのカウントダウンだけ。
集中力なんてとっくに切れてます。
切れます、絶対に。
それでも集中力にしがみつく私はエナジードリンクを残業の度に飲み、いつしか毎日残業なので飲むようになり、病気になりました。
エナジードリンクのせいで病気になったみたいな表現になって申し訳ないけど、あれはたまに飲むから良いのであって、毎日飲んだらいけないもんです。
私の場合いろんな理由があって病気になりました。
要因の一つとして、やっぱり残業はあると思います。
他人が大丈夫なことは自分も大丈夫だと思わないことです。
今の職場も、残業しなければいけない雰囲気になってきました。
嫌ですが、求められることに喜んでいる自分もいる。
自分が求められているわけじゃなくて、働けるならだれでもいいのはわかってるけど。
いろいろ考えると眠くなる。
頭がショートしようとしているのかもしれません。
私が典型的すぎるかもしれないけど、人間こんなもんですよね。
8時間以上は働かない方がいいです。

さて。
まだ28歳、もう28歳。
あっという間だった。
学校を卒業して10年、何を学んだのかな。
時々頭をよぎるけど、そんなこと考えているから思い詰めるんだって自分でツッコミを入れて。
それでも何か得たものはあればいいなと思います。


大好きだった根性論が今は嫌いなものとなっている。
でも一方で努力は裏切らないという言葉は今も好きだったりする。
この十年で根っこは変わらないけど対極の二人が自分の中にいたみたいだった。
昔の自分が今の私を見たら、嫌悪感を抱き、嫌いなタイプと感じていたに違いない。
でも今の私は今の私を情けなく感じつつもそこまで嫌いではないのが事実。
いろんな顔を持っていた私が、30年近く生きてきて漸く一本の柱になろうとしているのかもしれません。
不器用だから人よりは少ない顔だったけれど。
娘としての顔、妹としての顔、社会人としての顔、部下としての顔、客としての顔、友人としての顔、恋人としての顔。
建前とか、もう嫌いです、面倒くさい。
人に迷惑をかけない程度にもう自分の柱を動かしたくありません。
全部ひっくるめて理解してほしいと思う気持ちはある。
でもそんなことは誰にも無理で、唯一できるとしたらそれは私自身で。
私が私を認めるしか満たされることはありません。
不器用で人見知りでコミュ障でオタクで役立たずでのろま、しかもブスで性格もブス。
人に迷惑をかけるだけの存在。
ネガティブなことはどんどん湧いてくるけど、これが私。
死にたくなるでしょ?
でも認めるしかないの。
生きるために。
生きる、それが今の私の柱。
私は生きていて、五体満足で、感情があって、衣食住ができて、それを叶える力が自分にはあって、他に何を望むことがあるんだろう。
むしろ恵まれすぎているくらい。
柱がぶれない限り、私は幸せで恵まれている人間になる。
時々見る夢。
まるで口と鼻がふさがれたように息ができない夢。
苦しくて、このままじゃ死んでしまう。
あまりにも苦しくて、泣きたくなって不安に包まれる。
苦しすぎて胸をかきむしって。
そして最後に行き着くのは死にたくないということ。
生きたいんですよ、私。
目が覚めるとちゃんと呼吸ができる。
それがどんなにありがたいことか。
今の世の中もっともっとと望み、多くのものを持っている人が偉く尊いものだと思われる。
でも私がそれを望んだら幸せにはなれない。
きっと夢のように苦しみ続ける。
息ができる、ただその事実を有難く感じることが私には大事。
綺麗事だと思う。
明日になったら別のことを考えているかもしれない。
それでも今の私には大事なこと。

私が生きていようと死のうと地球が亡ぶわけでもなし。
だったら生きてもいいはず。
誰に認められなくても、自分でそれを認めてあげよう。
そう思います。