本来無一物

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時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

派遣社員はその場しのぎの補充要員


私は上京してからというものずっと派遣社員として働いている。
飲食業界のせいか派遣社員もアルバイト、パートと関係なく戦力としてみなしてくれる。
そのおかげでやりがいを持つことができた。
けれど、そんな派遣差別のないあまりない飲食でさえ、『派遣』という立場を感じることがある。
それは飲食業界が悪いわけでもなく派遣先が悪いわけでもない。
派遣というシステムがそういうだけ。

というのも今年の3月で契約が切れる。
そのことを私は派遣元から聞いておらず、入社してから驚いた。
腹が立ったし、顔合わせの時に派遣先も教えてほしかったと思ったが、派遣先の職場は本当に親切で、仕事自体もやりがいがあり、私の体調にも合っていていいことづくしなのだ。
話が違うとさっさとやめるのも一つの手ではあったが、契約満了まで続けることにした。
ただ、契約が切れるのはあくまで派遣だけでほかのバイトさんはもちろん続ける。
一時の忙しさを補充するための派遣なのだ。
今回だけじゃなく、忙しいときだけ・・というのは結構ある。
こういうときみんなと一体感を持って頑張れないのは寂しい。
だけどバイトに対する妬みはない。
私が好きで派遣社員を選んでいるのだから当然だ。
でも、こういう一種の『はぶかれる』感じが寂しい。
特に経済状況が関わると辛い(:_;)

同じく派遣社員をしている友達が以前言っていたことを思い出した。
『どうして派遣社員の時給がいいのか。それはいつでも切れるからだよ。必要なくなった時に真っ先に切られるのが派遣だから、時給が高いのも当然』
今はもっともだな、と思う。

派遣社員バイトよりも時給いいんだからその分働けと何度か言われたことはある(今の職場の人からは言われないよ!)
その派遣を雇っているのは企業側なのに不合理だと思いながら身を粉にして働いていたけど、今は違うんじゃない?と言える。
派遣はその場しのぎの補充要員。
都合のいい時だけ戦力として働き、必要がなくなったらすぐに切られる。
その代わり、派遣社員はそれ相応のリスク分の金額をもらう。
何もおかしいことじゃない。
それでも派遣社員バイトもかわらないよ、いい時給をもらいやがって、っていう人はそこの会社に文句を言ってほしい。
派遣社員のせいじゃないです。

社員、バイト、パートさんと違って交通費が出ないことも、特別賞与がでないこともざらです。
生活の保障もしてくれません。
社員割引が使えないこともあります。
直雇用には直雇用の、派遣には派遣のメリット、デメリットがある。

そんなことを考える今日この頃です。