毎年恒例誕生日前の憂鬱
誕生日前になると毎度テンションが落ち、当日は鬱になる私。
実家が貧乏だったので誕生日は暗黙の了解で『忘れたふり』をするのが恒例の出来事だった。
友達がいればまだ満たされていたかもしれないけど、なんせ元ひきこもりニートの現在進行形コミュ障。
祝ってくれる友達も家族もいなかったことで、誕生日は一年で最も嫌な日となった。
そんなトラウマを抱え続けたまま大人になり、今日で26になる。
未だに誕生日は嫌い。
でも上京して、変わりたいと思い始めて、少しずつ自分の中で整理がついてきたのか今年はいつもと違う。
実は一昨年から姉が誕生日を一緒に過ごしてくれているのだ。
ひねくれ者の私は一昨年のディズニーシーは楽しめず(あまり夢の国に興味がなかった)、去年の温泉旅行は旅館の方が祝ってくれたにも関わらず曖昧な反応しか出来ず(誕生日を祝ってもらうのなんて久しぶりで反応の仕方がわからなかった)、満たされない心のまま終わった。
でも、今年。
一昨年、去年のことを『感謝』できるまでに心が成長したみたいだ。
毎年、友達のいない私のために一緒に過ごしてくれてありがとう、と姉に。
初対面の客のために誕生日を祝福してくれてありがとうございます、と旅館の方に。
そういう心境に、実は一昨日なった(笑)
一昨日まではまた嫌な誕生日がやってくる…と思っていた。
でもそんな暗い気持ちでいつものように夜ご飯をコンビニに買いに行った時、ふと思った。
買ったものはたこ焼き。
今食べたいものを、食べたい時に買える人間に、私はなれた。
食べたいものはおろか喜びも悲しみも我慢していたあの頃はもうとうに過ぎ去っていたことに気づいた。
大げさに言えば欲しいものを自分で得られる環境になったことを実感した瞬間、本当の意味で満たされた。
祝ってくれる友達はまだいない。
でも、自分次第で友達は作れる。
第一誰かの誕生日を祝ってあげられる人間に自分がなっていないことが問題だ。
誰かの誕生日を祝ってあげられる人間に私はなりたい。
今まで楽しめなかった分イベントを楽しみたい。
今年の誕生日も幸いなことに姉が温泉旅行を計画してくれた。
本当は北海道旅行に行くつもりが計画が面倒くさくて去年と同じで妥協した(笑)
でも一昨日から気持ちがガラリと変わったおかげで、楽しもうという気持ちが強く、ガラにもなく、自分で行きたいところを計画!
今年は去年までと全然違う。
誕生日は『楽しみな日』ではないけど、『楽しんだ日』にしたい。
それは自分次第でどうにでもなること。
ということで、今日は楽しみます!