本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

上京して二回もネットワークビジネスに勧誘された

 

 

このブログで何度も友達がいないと公言している私だけど、普通の人がするような楽しいイベントに参加した経験もある。

上京してすぐは完全にぼっち。
しかし上京する前もぼっちだったのであまり精神的ダメージはなかったはず。
上京する前、友達だと思っていた相手からは連絡はこなくなりました。
そんなもんか( ̄ー ̄)

さて、せっかく上京したのだから友達を作りたい、新しい自分に生まれ変わるのだ、と思っていたあの頃の私。
バイト先の子から連絡先を聞いたりしたけど、うまくコミュニケーションがとれず、結局仲良くはなれなかった。


そこで次に利用したのはSNS
そこで知り合った1つ年上の女の子と話が合い、会ってみることに。
女の子(Aちゃんとしよう)が指定したのが渋谷のカフェ。
カフェと言っても夜だったので、お酒と料理が出されるところで今まで引きこもりだった人間には珍しさいっぱい。
お互い写真は送りあっていたと思うけど、実際は写真よりかわいくて今時の子という印象だった。
彼女は私とは違い引き出しが多く、夢や目標もある。
何より自分の意思を話すことに迷いがない。
同世代と深く関わってこなかった私にはキラキラした別次元の人間に思えた。
そういう人間と関わると緊張する。
上京してすぐ始めたバイトは同世代の子ばかりで、いかに自分が落ちこぼれであるかを痛感させられる場所だった。
同世代の子は大人と違って正直だ。
『おかしい』と感じる人物は露骨に避けるし態度に出る。
だから、すっかり怯んで、おどおどと挙動不審であったはずの私を前にしても落ち着いていたし優しかった。
それだけでも、私が心を許すのに十分だったのだけれど、何とBBQに誘ってくれたのだ!
そんなものに行ったこともないから怖い反面、はじめての体験に期待も大きかった。
迎えたBBQ当日は快晴。
Aちゃんの友達を含めた20人くらいの大所帯。
年齢層下が私と同い年くらいで上は30代半ば。
何をすればわからない私だったけど、Aちゃんは『友達』と紹介してくれて、一緒に野菜を切ったり、そんな風景を写真で撮ったり…。
初めての経験。
でもとても楽しかった。
これは本心である。
緊張で大好きな肉も喉を通らない有様だったけど、初めてグループの中で孤独を感じなかった。

Aちゃんの尊敬するBさんというのがBBQの主催者らしくみんなから尊敬される存在だった。

その日はちょこっとお話しして終わったんだけど、余裕があります的なお洒落な大人の人だった。

後日AちゃんからBさんの家に行くから一緒に行こう、とお誘いが。
Aちゃんが尊敬している方だし、と深く考えず行くと返答。


まさかあんなに後悔するとは…。

結果的に言うと途中からネットワークビジネスだと田舎から来た私でもわかるほどの勧誘を受けました。

幸い私にはネットワークビジネスに詳しい知人がいたので大事には至らなかった。
その場で返答はしてはいけないと思ったので知人の話をしたらBさんの態度が一変したのだ。
知人のことを詳しく聞きたがり説明に使っていた紙を取り返す始末。
Aちゃんたちと別れてからその友達に詳細を話したら『やめな』と。
私はすぐさまAちゃんたちと縁を切った。
Aちゃんのことは好きだった。
でもネットワークビジネスだと伝えず私を連れて行った挙句Bさんは私の知人を多少バカにするような発言をしたのだ。
そこでBさんへの不信感が募ったのは言うまでもない。
Aちゃんは人生が変わったと私に話してくれた。
一緒にご飯を食べながら話してくれたあの言葉は本心なのだと思う。
私は変われたし救われたよ、と。

でもAちゃんにとって私は勧誘の対象でしかなかった。
それが悲しくて、連絡を取るのをやめた。


ちなみにまた一年後くらいに別の人物から勧誘をうけた時も知人は相談に乗ってくれました。
それはまた別の機会に。

1つわかったのはネットワークビジネスをやっている人は優しいということ。
それが本心なのか仮面なのかはわからないけど。

その優しさが辛いと思った経験でした。