本三昧
お金は極力使わないってことで、Amazonから青空文庫の本を購入(無料です)。
Kindleでワクワクと呼んでいます。
『手袋を買いに』は結構ドキドキしながら読みました。
ほら『ごんぎつね』の作者だから、ラストが気になって。
描写がめちゃくちゃかわいいね。
キツネの親子がこんな会話してたらかわいすぎですよ。
そしてまだ読んでないです。
本への集中力が高まった時に読みたい。
『さるのこしかけ』もまだ読んでない。
『銀河鉄道の夜』は読んだことあるけどまた買いました(三度目の正直!)。
『黄いろのトマト』という作品を今日読みました。
あんなに焦らしたからさぞかし・・・って思ったら拍子抜け。
そう、最初は拍子抜けしたの。
でも読んでからだんだんじわじわとその『かわいそうなこと』の意味がわかってきて、こっちまで泣きたくなる。
結構胸が痛む作品でした。
また本への集中力が落ちてきてるから短編でならしながら読んでます。
『羅生門』は短い作品ですけど、なんと後味の悪いんでしょう。
近代文学はあまり好きではないんだけれど(私には難しい)、時折すごく繊細で美しい言葉と物語に出会います。
食わず嫌いはよくないですね。
シェイクスピアは読んでるとかっこよさそうって理由で読んだことがあります。
シェイクスピアだと『ロミオとジュリエット』のイメージの方が多いかも。
3作品読んでみても私にはうーんって感じでした。
で、何なの?っていうか振り回す人多くない?
私の好みじゃないな、って結論に達したのですが。
しばらく経って図書館に行きまして(たぶん19くらいの時)。
その頃児童文学にハマってて、何気なく児童文学版『ジュリアス・シーザー』を読んだんですよ。
衝撃を受けました。
『ジュリアス・シーザー』っていえば『ブルータス、お前もか』っていうセリフがあまりにも有名だけど、こんな早くにその名場面が描かれるのね!ってびっくりしましたよ。
そしてブルータスのなんと高潔なこと。
裏切り者の汚い奴というイメージだったブルータスの印象ががらりと変わりました。
とにかくブルータスの演説にはしびれました。
そしてどの時代でも民衆が一番怖いね。
日本の民衆はおとなしすぎるかもしれない。
いや過激でも困るんだけど。
シェイクスピアでは『ジュリアス・シーザー』がダントツで好き。
だけど何度も読めない。
メンタルやられる(笑)
買う本は禅の本だったり、自己啓発(やわらかいもの)、エッセイだったりします。
悲恋、バッドエンド、ガツガツ自己啓発は買いません。
メンタルやられるんで。
特に私が一番好きな本は中村恒子さんの『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』です。
現役精神科医(出版当時89歳!)のおばあちゃん先生。
本当に本当に大切な本。
何度も読み直して、ついにはkindleにも入れたくらい。
心に響いた部分に付箋したり、本当にお守りのような本です。
買おうか悩んでた私、買って大正解でしたよ。
こういう本に巡り合えて幸せ。
あ、私信者みたいになってるけど宗教色はまるでないおっとりした本です。
お元気なうちにまた本をだしてくれないかなぁ。
あと残りわずか(になってもらわないと困る)のお休みを満喫しよう。