本来無一物

本来無一物

時に極端に、時にふらふら〜と生きている日常を綴ってます。

まだまだ観るよ

いやー、昨日今日と映画とドラマを観まくりました。

まずは『空海』。

公開時から母が観たいと言っていたので母宅で観ました。

感想はと言うと・・・空海である必要はあったのでしょうか・・。

ファンタジー強めの時代劇で中盤からは痛ましいというか悲しいというか・・。

自分的にはあまりはまらなかった映画でしたね。

次は『あん』。

ずっと観たかったけど、タイミングが合わなくて観られなかった作品。

主人公のいかにも自堕落に生きてますって印象を受ける出だしから、うさん臭さ。

これも自分好みじゃないかなぁーって思っていたら主人公の和菓子作りへの思いは本物っぽくてそこで『おっ?』って思いました。

主人公の店長さん、とても不愛想ですが、実は繊細過ぎるほど優しい人に思えました。

突然アルバイトを志願する老女に戸惑うも、彼女の作る餡に惚れこんで採用してしまう。

この老女、じつに変わり者で言っていることが飛んだり空想っぽかったり。

でも餡づくりの技術は主人公より何倍も上手。

老女の作る餡にしてからどら焼きが売れ始め、店長と老女も温かい絆が芽生えていく。

でもある噂で二人の状況は一変する、という流れ。

どうにもならないやるせなさに押しつぶされそうになった時、老女は笑う。

その強さと切なさに主人公でなくても泣いてしまう。

老女の奇妙な行動のすべての意味が明かされていく。

無知であることの恐ろしさを実感できた作品でした。

偏見をなくすには学ぶ必要がある。

でもそれをしない人があまりにも多すぎる。

いろいろ考えさせられる作品でした。

 

 

また次観た作品の感想をタイミングがきたら書きます。